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『孫権の呉王』


孫権は魏の黄初2年(221)に曹丕から呉王の位を与えられている。

魏志 文帝紀は、黄初2年8月丁巳(19日)に太常の邢貞を孫権を呉王に封じるための使者として派遣している。

呉志 孫権伝では黄初2年11月に魏の策命が下されたとある。

使者の邢貞は尊大な態度を張昭に怒鳴られ、屈辱だと涙を流した徐盛の言葉を伝えられ

「呉は何時(いつ)までも臣下の態度を示さない」と悟ったとしている。

そして魏は同年に、曹彪を呉王に封じている。

あまりにも早い策命の無効化である。



2021/12/18



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